2013年6月に発表された、GALAXY S4シリーズ端末の1台「GALAXY S4 Zoom」。夏頃から発売が始まりましたが最初は3Gモデルのみ発売でした。そして数ヶ月遅れてLTE版の発売が開始されています。
GALAXYシリーズの中でも特に異質な存在感を放つ本端末。LTE版も値段がかなり落ち着いてきましたので、発売から半年以上経った今ですが入手してみました。
Samsung GALAXY S4 Zoom LTE SM-C105
スペックは以下。
端末サイズ | 125.5 × 63.5 × 15.4mm ※グリップ・レンズ部の厚みは除く |
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重さ | 208g |
ディスプレイ | 4.3インチ qHD (540 × 960) 256ppi / 有機EL(Super AMOLED) |
OS | Android 4.2 Jelly Bean ※国によるが4.4へのアップグレード予定 |
CPU | Exynos 4212 Dual-Core (1.5GHz) |
RAM | 1.5GB |
ROM | 8GB ※16GBモデルも国によっては発売 |
外部メモリー | 最大64GBまでのmicroSDXC |
カメラ | 背面約1600万画素 / 前面約190万画素 光学手ブレ補正 / 光学10倍ズーム |
ネットワーク | FDD-LTE (800 / 850 / 900 / 1800 / 2100 / 2600MHz) W-CDMA (850 / 900 / 1900 / 2100MHz) GSM/GPRS (850 / 900 / 1800 / 1900MHz) ※国によって周波数が変わる場合あり |
無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n |
Wi-Fi Direct | 搭載 |
GPS | 搭載 (Support A-GPS,GLONASS) |
Bluetooh | v4.0 LE |
バッテリー | 2,330mAh(着脱可能) |
その他 | ソフトウェア更新にてGALAXY Gear利用に対応 |
入手した端末はイギリス版。
よって日本語環境は無く、最近のSamsung端末でよくあるコマンドプロンプトを叩かないといけないタイプでした。汗
では早速開封の儀
※画像はクリックすると拡大表示されます。
個装箱正面
個装箱裏面
個装箱右側面
個装箱左側面
個装箱上側面
個装箱下側面
いざ、開封
個装箱蓋の中面
初代GAKAXY cameraの時もそうだったのですが、個装箱蓋の中面にはスポンジが貼ってあります。カメラ端末という事で配送時にレンズなどへキズがつかないようにという配慮なのでしょう。
同梱品一式
カメラ端末だからなのか、レンズ拭き布が同梱されていました。これは初代GALAXY camera(フランス版)には入っていなかったです。嬉しい配慮がなされています。マニュアルは通常のマニュアルに加えてカメラ機能特化のマニュアルが付いていました。
端末正面
正面から見ると普通のGALAXYです
端末裏面
裏面を見ると完全にコンデジです
端末上部
リモコン用赤外線ポート / マイク / 3.5mmイヤホンジャック
端末下部
マイク / microUSB端子
端末下部の蓋を開いた所
ここからSIMカード、バッテリーを入れます
端末右側面
電源キー / ボリュームキー / シャッターボタン
端末左側面
ストラップホール / microSDスロット / 三脚穴
この端末は三脚にも立てられるように三脚穴がついています。ただ、普段使わない時用に白い蓋で塞がれています。この蓋は簡単に取り外せます。三脚を利用しない時のデザイン性にも配慮されたアイテムですね。
初期のホーム画面
プリインストールアプリ一覧
通知エリア
トグルスイッチ並び順を編集可能です
ソフトウェア情報
カメラモードのショートカット画面
本端末のカメラレンズ部分は回す事でズーム操作が行えるようになっています。このレンズ部分をホーム画面や他のアプリ起動時にまわすと「カメラモードのショートカット画面」が開きます。ここで事前登録した任意のカメラモードや、ギャラリーアプリを開く事が出来ます。
なお、アプリによってはこのズームレンズ部分を回す事に対して独自機能が働くようです。chromeアプリでは画面のピンチインピンチアウトと同じ動作をしました。よって、chrome起動中にズームレンズ部分を回してもカメラ起動は出来ません。
なお、言語設定で日本語環境はありませんでした。GALAXY端末OS4.2以上で定番となっているMorelocale 2で「パーミッションがない」と拒否されるパターンです。
よってコマンドを叩いて権限与えて日本語化が必要でした。
ベンチマークスコア
画面左
Quadrant Standardスコア
(複数回行ったうちの中間のスコア)
5127
画面右
AnTuTu Benchmarkスコア
(複数回行ったうちの中間のスコア)
15343
ベンチマークスコアは思ったより高得点でした。デュアルコア端末としては中々良いスコアではないでしょうか。端末の操作感もちょっと前世代のExynosデュアル搭載にもかかわらず中々ヌルサクな操作感です。(画面解像度がqHDと少し抑えめなのも影響しているのかもしれません)
先月に純正Flip Cover +だけ入手していましたので装着してみました。
Flip Cover +の紹介記事はこちら。
自動ロック解除機能も搭載
以上、開封の儀でした。
「普段持ち歩くメインのスマートフォンに光学手ブレ補正と光学10倍ズーム搭載のカメラが付いている」、というのがこの端末の一番の見所だと思います。
初代GALAXY cameraに比べると絞り値の設定が2段階しか出来ない、F値3.1といった残念なスペックダウンポイントもあります。ズーム倍率が21倍から10倍になった事は私にとっては全く影響はありませんでした。
個人的に一番残念に感じたポイントは、絞り値の設定が3.1(開放)か8.8(内蔵NDフィルターをかける)かという2段階しか設定出来ない事です。よって、値を8.8に変えても被写界深度は変わりません。GALAXY cameraのように、細かく絞りを変えて少し背景をぼかしたりぼかさなかったり、といった事は出来ません。
好印象だった点として、スペックの割にかなりサクサクと動く事です。RAMが1GBではなく1.5GB、ディスプレイ解像度がqHDと少し控え面な点も操作感に影響しているのでしょうか。
ディスプレイ解像度に関して、「4.3インチでqHD (256ppi)」という一番バランスの良いポイントで攻めて来たな、と感じております。WVGAだとちょっと精細感が落ちてしまいますからね。。。最近は400ppiオーバーが当たり前になっていますが、個人的には250~300あれば表示の粗さを感じる事は無いな、という事をこの端末で強く感じました。
また、LTE対応周波数が豊富ですので、日本の各キャリアの複数周波数のLTE電波を掴む事が出来ると思います。技適の問題がありますので接続は出来ませんが、「docomoのBand 1を掴んだ」夢を見ました。笑 (文面からお察しください。)
ここ数年、メイン端末はファブレットで利用していましたが、今後はS4 ZoomとNote 10.1の2台を常に持ち歩きダブルメイン使用をする事にしました。電車の中など片手操作が必要な狭い場所ではZoom、カフェなどではNote 10.1という使い方ですね。
私生活におけるスマートフォンの使い方を模索する事も、スマートフォンを使う楽しみの1つであります。
※この端末には技適マークがありません。
よって、通信を必要とする場面では海外事業者のプリペイドSIMを使用しローミング通信にて通信を行なっております。