中国・深セン:2013年12月・モバイル関連探し その1【香港からの道のり&深圳(深セン)街中の写真編】

12月になっても日中は20度前後と暖かい香港。

せっかく長い滞在をするのだからと、今までずっと行ってみたかった中国・深圳(深セン)へ行く事にしました。

初めての場所だった&深圳(深セン)のショップ店員の押しの強さに圧倒された(笑)、という理由であまり多くの写真を撮る事は出来なかったのですが、香港からの道のりを含めて記録しておきたいと思います。




【香港から深圳(深セン)へ】

香港から深圳(深セン)へ行くには香港地下鉄MTRの東鉄線に乗る必要があります。

香港MTR路線図

私が宿泊していた場所は、香港中心部である尖沙咀(チムサーチョイ)駅の近くだった為、尖東(チムサーチョイイースト)駅から乗車しました。

なお、尖沙咀駅と尖東駅は地下通路で繋がっているのですが、改札口は別々なので一度改札を出る必要があり、切符購入で乗車の場合は切符を買い直す必要があります。

尖東駅のひとつ先が東鉄線の始発駅紅磡(ホンハム)駅。

東鉄線の終点駅は羅湖(ローウー)駅と落馬洲(ラクバシュウ)駅がありますが、今回の目的地である華強路駅に行くためには羅湖(ローウー)駅を目指します。よって羅湖行き電車に乗ります。

東鉄線の車両には一等車というFirst Class車両が存在します。特急料金を支払う必要があり運賃が倍くらいになります。また乗車前に一等車運賃の支払いを済ませておく必要があるので要注意です。間違っても一等車に乗り込まないようにしなければなりません。

東鉄線に揺られる事約45分。終点の羅湖駅に到着です。


電車を降りて道なりに進んでいくとイミグレがあります。ここで香港出国。そしてさらに進んで中国側のイミグレがあり中国入国。

香港は中国返還されていますが、外国人旅行者が香港と中国本土の行き来をするにはパスポートが必要です。国をまたぐのと同じですね。



祝!初めての中国本土上陸!

香港とほんの少ししか離れていないのに、雰囲気ががらっと変わります。深圳(深セン)はかなり都会なんですが、街の雰囲気は香港とはやっぱり違いました。素人感想ですが「中国の都会って感じだー。」というのが最初の私の感想でした。

ここからは地下鉄に乗ります。建物から外に出るとすぐに地下鉄駅の入り口を見つける事が出来ます。

深圳(深セン)地下鉄路線図

深圳(深セン)側の最初の駅は、香港の終着駅と同じ名前の羅湖(ローウー)駅。地下鉄1号線羅宝線です。上のマップでは緑色の路線です。目的地は華強路駅。乗り換え不要で簡単に行くことが出来ます。


深圳(深セン)地下鉄の切符はコイン状。実はiCチップが仕込まれているようで、これを自動改札機にかざしてゲートを抜けます。


羅湖(ローウー)駅を出発。


10分~15分くらい乗ったでしょうか。目的地の華強路駅です。


外に出るとテレビでよく見るような、車線がとても多いThe中国!という感じな大きな道がありました。



【携帯電話ショップや街中めぐり】

実は、前日に香港在住の携帯研究家の山根さんとお茶させていただき、「安いスマートフォンケースや端末を見る事が出来る場所に行ってみたい」と希望した所、この街の事をお教えいただいたのです。山根さんのおかげで充実した時間を過ごす事ができました。本当に感謝です。

その山根さんから、携帯とは関係なくアドバイスいただいた事なんですが「スリに気をつけて」という事。

同じような事を香港人の友人からも深圳(深セン)行きの前日に言われました。「目的がないなら深圳(深セン)なんて行かずに香港で観光しなよ。どうしても行くの?」とまで言われる始末。。。

海外旅行で一番気をつける事は「スリ」と心に構えているつもりでしたが、ここまで複数の人に言われるとちょっと恐れてしまいます。深圳(深セン)に限った事ではないですが、スリには要注意です。


今回の一番の目的場所は上のマップにある「曼哈商業広場」。

華強路駅を出て南北に延びる華強北路と呼ばれる通り沿いには、沢山の電脳系のビルやスマートフォン販売店舗がありました。

「apple」「Samsung」の看板を掲げたショップの多い事多い事。どこが正規店舗なのか非正規店舗なのか、もうわかりません。両方の看板を掲げたお店に入ると、ブルーのTシャツに「Samsung」のロゴの入ったTシャツを着ているスタッフが。「これはSamsung公式っぽいな」と思いながら隣にいるスタッフに目をやると。。。同じく青いTシャツ。でも、、、「apple」のロゴが・・・。

もう、何がなんやら。これが中国なのか??!!


この店舗は商品がSamsung端末オンリーだったので、正規店舗なのかな?といった感じです。ですが正規店なのかは私には判別がつきませんでした(中国語がきちんと読めれば判別がつくのかもしれませんが。)。

GALAXY Note 10.1 2014Edition

Samsungは深圳(深セン)でも香港と同じように大きな宣伝をうってます。

OPPO N1

最近勢力を伸ばしている中国メーカーOPPOのN1。実機も触る事が出来たのですがカメラ部分がくるっと回る機構には懐かしさを感じました(FOMA初期の端末F2051)。

店員さんの中国語による猛烈なセールストークに押されてちょっとしか操作出来ませんでしたが、かなり操作感は良かったです。

GALAXY Tab3 Kids

韓国などでも販売されていますが、初めて現物を見たので思わず1枚。



【曼哈商業広場へ】



目的地の曼哈商業広場に到着。

ここは迷路です。笑
3年半ほど前にパリのルーブル美術館に行き、美術館の中で迷って30分近く外に出れなかった事があったのですが、これと同じくらい(それは言い過ぎか・・・)迷いました。

建物自体は大きいといえば大きいのですが、まあ、大きなビル程度です。しかし、中に入ると細い通路の左右にぎっしりと詰まった数多くの小さな店舗。そのほとんどがスマートフォンのカバー屋なんですが、売っているものも似ているし、問屋みたいに商品数も多いし、どこも同じ通路に見えるんです。その為、自分がどこに居るのかがわからなくなる。

ちょっとした迷路アトラクションです。


GALAXYシリーズのFlip CoverやS View Coverの山。パッケージは公式商品と全く同じですが、全部偽物です。さすが中国。値段も正規品の3分の1から4分の1くらいでした。


iPhoneのバック部分の色違いカバー。5/5S用と4/4S用の2種類あり。カバーを付けていてもiPhoneのデザイン感が失われないので、気に入って購入してしまいました。


値段は1つ9元(1元16円計算で約150円くらい)。店員さんに値段を聞くと「いくつ買う?」と聞かれます。多く買えば買う程安いのでしょうね。私の場合は3つ購入で1つ9元でした。

なお、いくつかのショップの店員さんと会話をしましたが、皆英語は話せません。中国語だけでした。よって会話はジャスチャーが主でした(^_^;)



初めての深圳(深セン)という事もあり、あたふたとしてしまい満喫とまではいきませんでしたが、安いiPhoneケースも手に入ったし、oppo N1にも触れたし、そして何より深圳(深セン)に行けたし、とても満足でした。

次に行った時はGALAXYの偽物ケースを買い漁って本物と比べて遊びたいですね。

香港でもGALAXYの偽物ケースは買えるし、日本でも通販で簡単に購入出来ます。しかし偽物ケースの本場(?)に行って大量の商品を直に見れたのは貴重な体験になりました。

また是非行ってみたいです。

後日、別記事にて入手したスマートフォンカタログや深圳(深セン)で使用したプリペイドSIMについてもアップしていこうと思います。